エンパワメントな日々

北海道小樽市の就労継続支援B型施設特定非営利活動法人エンパワメントステーションかむかむ

今年度やりたいこと②

地域共生が叫ばれていますが、かむかむは具体的なことをやっていきたい。

その一環として、地域の高齢者の買い物代行を職員とメンバーさんが担う

ということはどうだろうか考えています。各地域で買い物代行や移動販売

が行政主導で行われていますが、ここ小樽市はそのような制度はありません。

高齢化率40%超の小樽市では買い物難民も増えています。そこへ降ってわいた

コロナウイルス禍。ニーズはあるのではないでしょうか。高齢者の見守りと

障がい者の社会参加が目的です。メンバーさんの職域もひろがるでしょう。

これから準備にかかります。

次の新規事業は不登校や社会的なひきこもり青少年の居場所の確保です。

就労継続支援施設に通うには18歳以上という建前があります。そこの制度

に風穴をあけて、制度に繋げていく。また居場所としても機能する。さらには

学習支援も将来的に行っていきたいと思っています。

とは言っても「かむかむ」はまだまだちっぽけな存在です。出港したばかりで

少しの風にも煽られます。まさに泳ぎの中で泳ぎを覚えているような感じです。

こんなちっぽけな「かむかむ」も多くの皆様のご支援でなんとか半年がたちました

これからもお叱りや、アイデア等のご支援をよろしくお願いいたします。

賛助会員募集しています。一年間3000円です。ご寄付も募集しております。

02790-7-103442  エンパワメントステーション かむかむ

または(ゆうちょ銀行通帳)

19070-51716251 トクヒ)エンパワメントステーションカムカム

 

今年度やりたいこと①(事業計画のためのレポート)

早いもので、「かむかむ」がオープンしてから6か月がたちました。

あっという間という感覚が強いのですが、世間では新型コロナウイルスという

未曽有の出来事で当事業所でも危機管理が迫られる日々を送っております。

(それとて決して無駄ではないと思いたいです。毎日非常に疲れますが)

ウイルスとはあくまでも共存していかなければとも思っています。そんな中でも

新しい年度の事業計画を立てなければならずあれこれ考えていることを可視化したいと

思います。もちろんいままで半年間やってきたことの延長線にいろいろなことが広がっていければち思っています。まずはメンバーさんをもう少し増やしていきたい。そのためにはその各人・各人の適性に合った仕事が必要です。今行っている縫製産業からの内職仕事のほかに、様々な制作物の作成を増やし、かむかむブランドみたいなものまで

もっていけたらと思っています。また助成金がもらえたら布プリントできるプリンター

でTシャツやトートバック作成していきたい。かむかむのメンバーさんの中にはイラストが上手な方が結構いらっしゃるので。

また春のなったら、かむかむの外に出ていき、たとえば農業との連携の模索も考えています。(この項続く)

 

どこまで行けばいいのか

やってはいけない支援という文書を読んだ。メンバーさんのエンパワメントに寄与できないやりすぎ支援。もう一つは担当が替わろうが誰でもできる支援。これを再現性がある支援というらしい。支援者の自己満足。でもどこまでがやりすぎなのか、その線引きは難しい。だから支援しながらもぐだぐだ悩む。まさに泳ぎの中で泳ぎを覚えているような感覚だ。確かにやりすぎな支援は依存につながる。それはメンバーさんのエンパワメントを損なう。例えば片付けられないメンバーさんに片付けろと強制したところで、それは逆に当事者の存在をないがしろにすることに繋がらないか。片付けができるなら最初からやっているだろう。そこは私が洗いますから、拭いてください。というような方法論を個別具体的に支援の側が考え、それを当事者の納得のもとに行いながら徐々にハードルを上げていくこと。もちろん当事者の声を最大化する工夫がなければならないことは大前提。そんなことを考えながら、ぐだぐだ悩みながら、今日も当事者の買い物に付き合う。

オープン4ヶ月

かむかむをオープンしてから、4ヶ月がたちました。毎日が勉強で、まさに泳ぎの中で泳ぎを覚えている感が大です。ある程度のメンバーさんを集めなければ採算が取れない。それも工賃を年々上げていかなければ、収入は増えない。まさに新自由主義的な国の方針。もちろん自主制作物を工夫しながら、内職作業をさがし、自主収益を上げる工夫は脳味噌がすりきれるぐらい考えている。そんな中にあっても、メンバーさんとの日々こそが、僕らを勇気づけてくれているのです。支援すること、支援されることその固定化から脱すること。相互性の中にこそ、ソーシャルワークの本質がある。そう思っています。

最近の傾向として、引きこもっている、青少年たちとの交流。障害者総合支援法の枠組みでは僕ら就労継続支援施設を利用できない18歳未満の青少年たちとどうつながっていくのか。きっとこの取り組みがこれからの僕らの課題になっていくのだろうと思っている。その制度外の役割をどう経済化していくのかも大きな課題だ。僕らはメンバーさんを支援していく。そんなことまでやるんだというレベルを維持しながらも。でもそれ以上に多くの方々の支援によって僕らは活動できる。おかげという言葉を噛みしめながら。

 

 

 

かむかむ  古本屋

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かむかむの主要な収入源として考えているのが古本の販売です。いただいた本たちは、メンバーさんによって美装され、データベース化されてあなたの手元にお伺いする日々を待ちます。

是非、ご自宅で行き場所を待っている本たちが有れば、lご連絡ください。本はノンジャンルでなんでもいいのです。